2009年01月30日
【ただいま出展中】File01.高橋佳子さん
Chelsea卒業生がロンドンのアート・プロジェクトPropeller Islandに参加中
2008年にChelsea College Of Art and Design(Chelsea、チェルシー・カレッジ)MA Fine Artを卒業した高橋佳子さんが、チェルシーの仲間十数名とともに一ヶ月間のArtist in Residenceプログラム「Propeller Island」に参加しています。西ロンドンのKensington地区で行われており、期間中は誰でも自由に見に行くことができます。2009年1月29日に始まり、最終日は2月1日(日)です。今日からの最後の4日間は各種イベントやワークショップが開催されますので、ロンドンにいる方はこの週末ぜひ足を運んでください。
Propeller Islandという小説を元にしたこの一ヶ月間のアート・プロジェクトには、約18名のアーティストが参加しています。「ある特定の場所に滞在しながら作品の制作をする」という、「Artist in Residence」という形のものです。期間内には複数の展示が行われていて、最後の4日間には展示だけでなく様々なイベントやワークショップなどが行われます。
このプロジェクトはThe Brompton Design Districtという機関によってサポートされています。彼らの所有する空き家を若いアーティストの展覧会やアート・プロジェクトを行う場所として貸し出し、地域振興とアーティスト育成を同時に行っているのです。
高橋さんに、このプロジェクトに参加した理由と、皆さんへのメッセージを聞いてみました。
「わたしがこのプロジェクトに参加したのは、一つにはこのレジデンス・プロジェクトが自分の作品制作のあり方に合っていたから ー つまりここが個人的な独立・孤立したスタジオではなく、場所、人との関わりが重要な意味を持つスタジオであるからです。また、Chelsea時代のコースメイトがこのプロジェクトの企画・運営をしていたこともきっかけです。」
「昨年はMAを無事に卒業することができ、なおかつ今までの大変さを吹き飛ばすような充実した日々を過ごすことができました。今年も、MAのコースメイトたちとこうしてプロジェクトに参加することからスタートし、ますます充実させたいと思っています。スローペースなファインアーティストたちですので、結局このイベントのポストカードなどはできずじまいでしたが(笑)、最後の4日間はたくさんイベントやワークショップを行いますので、ぜひいらしてください。」
Propeller Islandの紹介記事:
http://www.artrabbit.com/venues/venue/1991/propeller_island
プロジェクトのブログ:http://propellerisland.blogspot.com/
<写真解説(上から)>
1.製作中の高橋さんと窓の外から興味深そうに覗く子どもたち
2.Propeller Island現場の模様
3~4.仲間のアーティストと相談中の風景
投稿者 unicon : 10:57