【コース体験記】現役タマ美学生がセントマーチンズでドローイングとグラフィックデザインの授業を受けてみた
2015.10.08
セントマーチンズ短期コース
学部生がいなくなる6月末から9月初旬にかけて開講される、セントマの誇りとブランドと欲望をたっぷり詰め込まれたサマースクール。
毎年世界中から7000人以上が受講する中、なんと今年はスペイン人のハリウッド俳優、アントニオ・バンデラスまでもがセントマにファッションデザインの勉強のためサマースクールを受講!
https://instagram.com/p/6xENhek2Q-/
すごいですね~。セントマ!
ユニコンからも50人近くの方がこの夏セントマーチンズというワンダーランドで冒険を経験されました。
帰国後ご報告にユニコン東京事務所にお越しくださった多摩美術大学4年生の平田成美さんの素敵な作品のご紹介です。
タマ美で油画を専攻している平田さん。
サマースクール留学前には、「大学卒業した後はアーティストとして制作をしていくよりアートに携わる仕事をしていこうかな~。制作をするのも少し疲れてしまって。」と話していたのですが、留学後には日本とは違ったセントマのアート&デザイン教育により制作熱が再燃。
刺激たっぷりの時間をロンドンで過ごせたようで、ユニコンスタッフはとても嬉しく思っています。
伝統的手法から現代風テクニックまでを網羅したエネルギッシュなコースです。ドローイングの可能な限りのスキルやワザ・画材を学びたい人が対象。
実際に100枚描くわけではないけど、100枚描く!ぐらいの勢いでどんどん描いていくコース。
ドローイング未経験者には向かないので、日本の美大に通っている方にお勧めしています。
先生から小説の一ページが配布され、その中に出てくる単語をピックアップし文章を作り、その文章内容をビジュアル化するというもの。
ヒントなんて身の回りにたくさん転がっていますね!
トレーシングペーパーを使ったドローイング。
グラフィックデザインに対する先入観を壊しながらアイデアの発展を促し、レイアウトやタイポグラフィーへの理解を深めます。いくつかの簡単な観察プロジェクトをした後でバラエティに富んだ関連プロジェクトに取り組みます。セントマのグラフィック学部課程の香りをまぶした観察ドローイングやグループ評論会、スタジオ作業だけでなく、いくつかのプロジェクトを完成させる宿題も出されます。
手を動かしているだけでなんとかやり過ごせるドローイング系と違い、デザイン系のコースで大変なのはとにかく英語の壁。
“for Beginners”のコースだってグラフィックデザインに関してBeginnersなだけであって、受講者のほとんどがイギリス人・ヨーロピアンの英語ネイティブですからね。
ユニコン作製資料でもくどいぐらいに説明していますが、セントマにおいてはデザインは制作作業ではありません。
Idea の元になったinspiration と concept について語り、その idea をdevelop させ、researchし、果敢にexploreかつchallengeしていくprocessを言葉(英語)とドローイングでpresentするのがセントマにおけるデザインの定義です。
そうなのです。
“デザイン”という単語が入ったコースでは、必ず“プレゼンテーション”が含まれます。英語で。
自分がデザインしたものを説明しなくてはならないのです。英語で。
ユニコンスタッフも10年前のロンドン留学時代にセントマのデザインコースを受講しましたが、発表の時には毎度、“あー、どーか、トップバッターで指名されませんようにーー”、と先生から目をそらし強く念じていましたね。
語学学校での英語学習にマンネリを感じてきた方は、セントマのショートコースに飛び込んでみましょう。
背筋がピキーンと伸びるような緊張感と英語のプレッシャーでそれはそれは刺激的なロンドン留学が実現できますよ♪♪♪
英語の苦労はあったものの、サマースクールで仲良くなったクラスメイト(もちろん外国人)に誘われて平田さんが週末に出かけたのがイーストロンドンのストリートアートを自転車で見て回ろう!というバイクツアー。
運営会社:Alternative London
http://www.alternativeldn.com/london_street_art_tour/london_bike_tours.php
観光ガイドブックでは必ず“今、一番アツイ!”と表現される通り、イーストロンドンは新しい文化の発信地であり多くのアートがひしめき合っています。
ヨーロッパの観光地ではレンタサイクルが一般的になっていますが、自転車で街を駆け抜けるのに加え、アートも見られるのはロンドンならでは!
これからロンドン留学をされる方に是非お勧めだそうです!(冬はちょっと寒そうだね。)
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https://www.unicon-tokyo.com/courses/archives/2013/04/post_3.html