【コース体験記】キャンバーウェル MA Illustration 河原奈苗さん Art Market出展
2010.04.12
BA&MA課程
がっぽり稼ぎましたよ♥
展覧会テーマ : Art Market
展覧会場 : LCCキャンパス
展示期間 : 8 – 11 March 2010
出展者 : 河原奈苗さん (MA Illustration @ Camberwell College of Arts)
ユニコンHPのイベント欄にて告知した奈苗さんのArt Market出店、足を運んでくださった方もいるのでは?クリスマス前に出店したクラフト・フェアでは「がっぽり稼ぎました(ムフ)」という奈苗さん、今回もしっかり商売しているかしら?ユニコン調査隊員、早速奈苗さんの店番の日にあわせて偵察してきました。ちゃんと稼いでいるかどうか厳しくチェックチェック。
向かった先は今回のマーケット会場となったLCC。学校のあるElephant & Castle、隊員はもう十ウン年前に足を運んで以来ご無沙汰してたわ。あいまいな記憶をたどりつつ地下鉄脇の地下道を潜って学校へ。さすがに当時よりも建物がかなり立派になっています。
「アートマーケットはこちら」の張り紙に従って校舎に入ると、セキュリティを抜けてすぐのホールにずらりと出店ブースが並んでいました。
ぐるりと見渡すと・・・いたいた、奈苗さん。机の上にはカラフルでいかにもかわいらしい商品が所狭しと並んでいます。こんにちは、しっかり商いしてまっか~?
「あ、ユニ隊員さんこんにちは。私はまだ今日がはじめてで、しかも遅刻しちゃって。さっき店番はじめたばかりなのでわかんないですけど、ま、そこそこに売れているみたいです。」
今回の仲間はMAのコース仲間を中心に総勢9人、台湾人5人、彼らの友達2人、イギリス人1人と奈苗さん、という顔ぶれだそう。今回の商品ラインナップは「前回のクラフト・フェアで売れ行きがよかったブローチなんかを中心に、日本の大学時代に作った残りものもちょっと」という構成。
値段についてはクラフト・フェアでの経験をふまえて現実的(安め)に設定したそうです。
「みんな値段の付け方が甘くって。私の値段を見て「えーっ、ナナエの安くない?!」って言うんですよ。だから、私は「何いってんの、これくらいじゃないとお客さんは買わないんだよ」と言ってあげてるんです。」と鼻息荒く教えてくれました。だいたいアーティストはおカネの感覚が緩いですから、こういう市場感覚を持つのはよいことです。
「こういうマーケットの出店は2回目になりましたが、雰囲気は今回のほうが前回よりも好きです。前回はプロの出店もお客さんの数も多くて商業的な雰囲気でしたけど、今回は学園祭を思い出す雰囲気で、のんびりして楽しいです。今後もいろいろ出していきたいですね。」と奈苗さん。
ところで、その「がっぽり稼いだ」という前回のクラフト・フェア、一体いくら稼いだのかな?!
急に挙動不審になって周りをちらちら見ながら、奈苗さんがこっそり耳打ちで教えてくれました。
「75ポンドですッ!」
・・・・・商売人への道はまだまだ遠いようです。アーティストよ、頑張れ!
(2010年3月10日取材)