欧州経済を牛耳る金融街the Cityを根城にしているため、「シティ大学と言えばビジネス」と言われがちだし、実際シティ大学の大看板が評判・授業料とも最高値のMBAであることは今も変わりません。しかし恐慌並みの経済破たんを幾度か経た今、カネを追いかけマネーゲームに浸ることに倦み疲弊した時代はアート&カルチャーに目を向け始めています。
ロケーションがロケーションなだけにアートや社会学系の学生にとってはリサーチの題材が身近に転がっているので手間要らず、ヘビーな勉強の合間の息抜きに出かけるのにも便利なスポットであるのは言うまでもありません。
古典的な(何が何でも金融一直線の)人が王手をかけるならやはりビジネス・スクール(経営学部)でしょう。また、入学基準はかなり高いがこの分野の草分けであるアート・マネジメント学部の存在も光っています。実は、近年脚光を浴びているのが隠れたエースの社会学部。
カネ関連の学部と比べると堅実で地味だがオトナ(社会人経験者)にとってとっつきやすい学科が色々あります。看板ゆえに小うるさい要求(入学基準)が多いビジネス系やマネジメント系と違って、新卒・社会人ともに幅広く受け入れる姿勢と低めの授業料がうれしい。トピックの選択幅もゆるりで、食文化からゲイ・カルチャーまでどんと来いです。
MBA(1年コース) | 39500 ポンド |
Culture Policy & Management(1年コース) | 16000 ポンド |
Business Economics(1年コース) | 14500 ポンド |
International Journalism(1年コース) | 16000 ポンド |