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2015年06月11日

【この人に聞きました:メディア掲載】File18. 田口愛子さんがメディアで紹介されました!

セント・マーチンズ(CSM)のオリエンテーションコースを経て2014年9月にファウンデーションコースに入学した田口愛子さんが、ブリティッシュカウンシル発行の【英国留学ガイドブック2015/16】で紹介されています!

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田口愛子さんのウェブサイト  http://atagart.jimdo.com/
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素敵な作品がたくさん見られます♪♪♪
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以下、記事の内容です。

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英国留学体験記

■英国留学を決断した理由
私はアメリカの大学に留学していて、ニューヨークの美術大学に編入するつもりでした。しかし、英国に旅行する機会があり、ロンドンを訪れて衝撃を受けました。私が理想に描いていた環境がロンドンにあったからです。それを機に、渡英することを決めました。両親には反対されましたが、どうしてもロンドンに行きたかった私は、英国の大学の仕組みやなぜ行きたいと思ったのかを説明し、自分の熱意を伝え、両親の理解を得ることができました。

■英国のアート教育
私は現在、ファウンデーションコースでFine ArtのPaintingを学んでいます。常にReflective Journal(日記のようなもの)とInformation File(リサーチなど)をネット上で進めながら、スケッチブックにアイデアを描き、試作をつくってみて最終的な作品を制作していきます。日本と英国の美術教育には違いがあり、私の通っていた美術系の高校ではクオリティの高い作品が良いとされ、final outcomeを重視していました。しかし、英国ではfinal outcomeよりもprocessの方が大切で、最初に浮かんだアイデアをどう発展させるかが重要とされています。ある先生には「作品が胎児だとしたら、アイデアは受精卵です。それを人間の形にするには何かを加えたり、削ったりしなければなりません。受精卵がそのまま大きくなってしまうだけだとダメなのです。アイデアをDevelopすることで、すてきな赤ちゃんになるのです」といわれました。

■英国での滞在生活
ロンドンでホームステイ、寮、オーナーとのフラットシェア、友人とのフラットシェアのすべてを経験しました。ホームステイの良し悪しは、相性や運だと思います。その後はカトリック系の寮に滞在しましたが、結構門限が厳しかったです。現在は英国人の友人とアパートをシェアしながら楽しく暮らしています。

■英国留学を経験して
留学で最も大切なのは「自分と向き合うこと」だと思います。異国の地で自分がやりたいことは何か、将来どうするべきなのかなどを考えたり、外へ出て母国がどんな場所なのかを理解したり、世界で何が起きているのかを考えたり。それが留学で得ることができる貴重な経験だと思います。

田口愛子(たぐちあいこ)さん
【留学した都市】 London
【留学した学校】 Central Saint Martins
【コース】 Fine Art, Painting
【留学期間】 2014年2月~現在も留学中
【留学準備の開始時期】 留学の2ヶ月前
【渡英直前の英語力】 IELTS 5.0

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後日談・・・

この留学体験記取材後の2015年5月に開催されたセントマーチンズのファウンデーションコースのShowに来場したロンドンのギャラリー関係者が田口さんの作品をとても気に入り、何とこの度ロンドンのギャラリーとアーティスト契約を結ぶことになったという素晴らしいニュースが飛び込んできました!

イギリスは若手育成に尽力する国、そして世界中から人が集まる大都市ロンドンは若手が発表する場が多く、とりわけ才能ある未来の偉大なるアーティストの卵の宝庫であるセントマーチンズのファウンデーションのshowにはギャラリーやメディア関係者が数多く来場します。
内向きな性格の日本人は見知らぬ人に話しかけるという積極的なアクションを起こす習慣がありませんが、ロンドン芸大のShow、Exhibitionでは来場したお客様と会場にいる学生が意見交換をしたり、その場で「作品を買いたい!」と話がまとまることは珍しくありません。
若者であろうと学生であろうと一人のアーティストとしてリスペクトしてくれるのがロンドンの魅力です。

それでもファウンデーション学生でアーティスト契約というのは近年あまり聞いたことがなかったので、田口さんに更にくわしくユニコンでもインタビューをしちゃいました。
ユニコン執筆の体験記は近日公開します!!!!


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田口愛子さんの作品
  
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投稿者 unicon : 2015年06月11日 11:58