2009年06月01日
【コース体験記】Artscom@CSM Textile Design 宇佐美志都さん
■社会人よ、今こそ、学びのとき
ユニコン特製 イングリッシュプラス (語学+アート) を使って社会人短期留学をした宇佐美志都さんからレポートが届きました。
変化の波に忙殺されて周りどころか自分も見失いそうな毎日。。。
そんな時代だからこそ、自分のために時間を使いたいという人は少なくないはず・・・
一度座った「就職」という椅子からは離れたくないが、たまには違うものに触れて忘れていた「自分」を探したい人に・・・
『英国留学のススメ』
社会人よ、今こそ、学びの時期!
■ニュースは読むだけのものではない
金融をはじめ、世界が迷宮入りをしているニュースは、2008年秋から沸騰しはじめ、溢れることとなった。日本に住む社会人ならば、おそらく誰もがその怒涛の大波、小波を時間差はあろうが、感じるようになっただろう。円高が進み、輸出に大打撃を受けているという日本経済。そんな時思った、「では、それを上手く活用する方法は?」「まずは、自分を輸出してみよう!」「今こそ、商品の見直し=自分の見直しだ!」
そう思った私は、かねてより、少なからずご縁を頂いていた英国という地に留学し、自分を高めること、試すことを思いついた。そして、その数日後、ブリティッシュカウンシルで手にした冊子の最終ページの広告ページを左手で押さえながら、そこに記載されてある電話番号に連絡をし、翌日、神楽坂のロンドン芸大留学事務局であるユニコン事務所の赤い扉を開けた。
そう、ニュースは、読むだけのものではない。そのニュースの体感者になり、明日のニュースは自分が作る。・・すると、また、ニュースの信憑性にも気付いてくるものだ。
■日程・コースを選択
「とにかく、日本人は英語が下手!」という事に、現地では定評があるらしく・・・、ロンドン芸大のみの受講予定だった私も、ユニコンスタッフのお勧め通り、ユニコン特製イングリッシュ+というコースを選択し、語学学校の授業も受講する事にした。
現在、社会人として働いていらっしゃる方へのアドヴァイスとしては、社会人であったら仕事との兼ね合いもあるので、まずは、自分の限られた時間の中に当てはまる授業こそが、最もご縁がある授業と思い込む!ろいうのも第一歩を踏み出すという意味では大切な事かなとも。そういう中での巡り会いも、ひとつのご縁だと、私は理解している。やっぱりこっち、あ~でも~ない、こーでもない、と、ぐずぐず云っていたのでは、結局、計画倒れになりやすい・・。
100パーセントの計画内容を求めつづけて、またいつか・・となるよりは、80パーセントの計画内容で、120パーセント満喫した方が断然良し!と思っているので、私は、そのやり方を推奨!私は、現在、書家として仕事をしていますが、幼い頃から染色にも興味があり、浴衣のデザインなども行ってきたので、テキスタイルの授業選択。やはり、縁は求めていけば、師や友にも導いて頂けるものなのだ!?
■語学学校での時間
私は、月曜から金曜までの9時から13時までの二週間コースを選択。世界各国から来ている(割と年齢の幅もある・・)クラスメイトと、一人の先生との授業。クラスは、あらかじめ、日本から送ったペーパーテストと、登校初日のペーパーテスト及び面接の会話で二日目からクラス分けされた。ロシア、フランス、スイス、ドイツ、サウジアラビア、ブラジル、韓国・・・皆それぞれ母国語の発音の影響を受けた英語をしゃべるので、それが純粋な英国本国の発音の勉強を求めていたのに!と考えると、それらは妨げになるのかも知れない。
・・・でも、それらさえも、ネガテイヴに考えない方がいいのかも知れない。そう・・英語は、いろんな国の人が話す、云わば、共有語なので、聞き取り難い英語・・それもまた英語文化の現状なのである。何よりも、柔軟性のある耳になれるという特典は大きいかも!
その中で、英国式発音を聞き分けることも練習にもなる。しかし、英国本国の発音のみを習得したい方は、それらの人に個人レッスンをお願いした方がいいかも。クラスメイトとは、授業が終わっても会ったり、クラスが違う子とも、お茶をしたりした。教室の外の時間も充実していたように思う。
■寮での暮らし
ロンドン大学の学生が夏休みの間、母国に帰国したりバカンスに出かけたりして、部屋が空くので、その期間、かなりの好立地にあるその寮を、芸大の生徒も活用させてもらえる。私は、大英博物館近隣の寮に滞在。最高!だった。学校は徒歩だし、(近隣諸国へ行ける電車)ユーロスターの駅、キングスクロス駅へも徒歩。美術館はもちろん、商業地域へも徒歩でかなり網羅出来た。
そして、何より、寮に滞在している学生は、皆、各国のエリート大学や大学院を卒業し、ロンドン大学でMBAなどを習得する為に滞在している生徒なので、賢いし、ちゃんとした子だったのが、良かった。
共有スペースを伴って生活する上では、とても大切なモラルも割りと高かったので、基本的な生活態度が保たれていた。キッチンなども快適に使えた。また、私は寮で、アメリカ人の女の子達と意気投合し、いつも話していた。帰国した現在も、メールやFace Bookで連絡を取り合っていて、留学の宝のひとつ。
互いに料理を分け合ったり、互いの部屋に行って、女の子同士の話をしたりするのも楽しかった。
■ロンドン芸大での授業
テキスタイルの授業を受講。このクラスは、当たり!の授業だったことを、後から、ユニコンのロンドン事務所の方から伺った。自分でも、毎日、がむしゃらで・・・髪を振り乱す日が続き、どうにか最終日、作品が完成!とても満足の時間だった。
その先生のファンで7年も通っている、他の大学の教授まで居た。レベルは、もちろん高い。そんな中、無謀にも飛び込んだのは、間違いなく私だけだった事を、初日に自他共に確信。それから怒涛の日々が始まった。
液体を使い、化学反応をさせて布を燃焼させる技法もあった為、事故にも繋がるので、知ったかぶりは許されない。高温で沸々と沸く染料も危険だ。講義を聴くという訳ではないので、少しクセのある英語の説明も理解しないと、何も出来ない。私は、書のエッセンスを用いた、今後のテキスタイルへの発展性も見出せ、非常に充実した、学びの時間となった。
また、それとは逆に、ドローイングの授業は、数日前に休校になる事が、メールで知らされ、ロンドン芸大のある種の天と地を体験した。それにしても、数日前に「授業が無くなりました!」という事が、本当にあったので、その辺りは覚悟を~♪
■英国留学のススメ
世界経済が鈍化している今こそ、「学問のススメ」であり、「英国留学のススメ」でもある。今まで、日本国内でも、散々!勉強してきた皆さんでしょうから(笑)、円高の今は、英国留学が断然、投資銘柄!?(授業料・滞在費も通常より安価で抑えられる)。それにしても、現在の仕事との両立は工夫が要りそう・・(それは、各自ガンバッテ!)。
それぞれの仕事にもよるでしょうが、私の場合は、朝5時過ぎに起き、日本と、スカイプ(無料のテレビ電話)で、仕事を数時間して、登校。下校後、また仕事、で、やりくりしました。今の自分に、悶々としている社会人の皆さん、スキルアップの為に留学をご検討の皆さん、ぜひ、その一歩を踏み出してみて。人間は、それぞれの環境の中で、生きていかなければならないと思う。今の自分を悔やむ位なら、やらない自分を省みた方がいい。踏み出すあなたを、イングリッシュローズとフィッシュアンドチップスがあたたかく迎え入れてくれるだろう!
~ Hope your success!
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書家 ・文字文化研究者
宇佐美本店(株) 代表取締役社長 宇佐美志都(しづ)
■宇佐美志都 http://www.shizuusami.com
■宇佐美本店 http://www.usamihonten.com
■ブログ(ロンドン滞在記含む) http://shizuusami.exblog.jp/
投稿者 unicon : 2009年06月01日 16:14