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第37話:シマ子さんの自然ダイエット
ようやく好きな人(UCL)と結ばれたと思いきや、この恋人の厳しいこと。愛を貫くのはいつの時代にも至難の業なのね。やせ蛙負けるな服はまた買える。
自然ダイエット
2006年秋、大学院開始。開始早々ストレスで7キロやせる。こんなに効果があるダイエットはない。大学・図書館・家の往復だけの毎日。眠れない日々が続く。多いときには1ヶ月にエッセイ3本・プレゼン4本が重なり、明らかに付いていけてない。
日本語の資料を英語に直している時間がなく、日本語のグラフをそのまま使ってプレゼンしたこともある。教授は目が点、こんな生徒は過去にいなかったのだろう(当たり前)、赤っ恥である。
コーンフレーク・ライフ
スッピンに眼鏡、髪なんか輪ゴムで縛り上げ。ズボンがずり下がるほど緩くなっても買い物に行く心の余裕が無いため、ウェストを三つ折りにした生活が続く。がっつり化粧してミニスカでパットニーを闊歩していた私はどこ? 料理なんて作っている暇もゆとりも勿論なく、毎日毎食コーンフレークなのでその種類にやたら詳しくなる。
私がこんな余裕の無い生活をしていたのに、クラスの優秀な人たちはパーティだ飲み会だと楽しんでいた模様。優秀な人は遊ぶことも忘れないのね…。
行く年来る年(2006年大晦日)
第一学期が終わった12月にそそくさと日本に一時帰国するも、未完のエッセイが一時も頭から離れない。紅白を観ながら文献を読む…否、文献を読みながら紅白を(横目で)観る…どっちかにしろよっ、自分ッ。
晴れて2年生。死闘の再開です。ビジネスは特に法律や会計、統計に難解な用語が多く、これに苦しめられました。しかし今回は仲間に恵まれました。彼らとのグループワークなどを通じて和らいだ気持ちを維持することが出来ました。
かつての僕はひたすら孤軍奮闘を続けてきましたが、それでいい結果を得てきたわけではありません。言ってみればポケットの中の戦争だったわけです。でも大学やラグビーを通して知り合った友達と馬鹿をしたり真剣に語ったり、一緒に課題をやったりして戦った方が「楽しくねー?」ということを実感できるようになりました。戦場を楽園に変える努力をしたんですかね。容赦の無いミセス・ローズにも「少しは人間学習したんじゃないの?」と褒めてもらいました(褒めたのかなぁ)。
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